白壁と琉球タタミ | 有限会社潮建設 | 宮崎県西都市

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ゆとりある空間とゆったりとしたリビング。隣接された琉球畳の和室。
その和室より眺める大きな丸太梁と桁は圧巻です。
外観も落ち付いたツートンカラー。
力強いどっしりした造りと相俟って家の風格を醸し出しています。
収納に気を使った 屋根裏を利用した 納戸(物置)。温かさを表現する腰板の壁。

構造材全てが施主自身が持つ数あるスギ山から選んで運び込まれた材料。
全てが自家製。自慢の家。
耐震性 耐久性にもこだわったTKボルト、基礎配筋。木材料も全て強さと存在感を
感じさせまます。


                          有限社 潮
                           USHIO、ENSETU。

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シンプルな美しさ

matiya.jpg この家はどっしりしている。横長のファザードに平入りの玄関。横に長いからといって、安定感があるものになるとは限らない。棟木の高さや屋根の形状にもよるし、日本家屋の特徴として、縦のラインより横のラインが使われている関係もある。この家の場合のそれは、外壁の色とサラリと見せるシャッター窓による。多くの人は日本の家が白いのは近年からと思いがちだ。実は違う。これ戦国末期からだ。秀吉が建てた大阪城。実は黒い。秀吉がその精神性を引き継いだ主君の信長の安土城も黒っぽいと言われている。白壁の城が出来てくるのは家康の時代辺りからだ。ではなぜ白なのか。あくまで一説だが、これは家康の倹約癖が関係する。関ヶ原より後、各大名は徳川家をはばかってか家康っぽい白壁の城郭が、ツクシの子の様に全国に広がっていった。なので真っ白な家は日本の景観に合い、我々にシックリ見えるのだ。またシャッター窓のおかげで窓の横に余計な戸袋を設ける必要がなくなり、シンプルな美しさが出ている。付け加えるなら、軒裏に出ている垂木の等間隔の美しさも見逃せないのではないか。



こだわりの産物

 この家の材料はすべて施主様が所有する山から切り出した木材を使用している。なので梁が、大きな大きな丸太梁。この大きな梁を支えるために、もちろん台風や地震といった自然災害から家を守るため、ボルトにも特殊な引き締め効果のあるTKボルトというもの使い閉めている。また基礎や背筋にも気を配って作っているところが良い。琉球畳のある部屋からのぞむリビングは圧巻であり、かつ安らぎを覚える。
ryukyuttm.jpg琉球畳は通常の和畳みと違い縁が無く、正方形である。このお宅を見て、長年建築にたずさわって来たが美しい琉球畳というのも悪くないと考えさせられた。実は和室というのは住宅建設の中でも技術がよく出るところであり、お金がかかるところでもある。単に畳があればよい、または床の間があれば和室って物では無いのかもしれないと考えてきている。よくよく考えて見ると、すべての部屋が畳と言うのは室町後期からで、それ以前の建物の室の板張りの部屋を見て和室に見えないかと言うと、今を生きる住宅より、がっつり和室だ。結局はこだわってこその和室であり我が家。だから廊下等の腰壁も本物の木材を使う事によって暖かみが出ていると思う。住宅はこだわってこそなんだ。

木造だからこその屋根裏収納

このお宅には屋根裏収納がある。日本ほど物を大切にする国もないのではないか。他国のそれと比べると日本の物の多さは類を見ない。必然的に建物を建てるときは収納が必要となってくるが、これがなかなかやっかいなのである。通常家を作る時、まず設計で必要な室を考え、それを配置する。そして残るスペースで収納を考えていく。暗黙の押しつけで、『あまり物を入れないでね』って言っている様なものである。
yaneura.jpgこれではちょっと失礼だ。昔の人はタンスを買い、そこに入れる(と言うより眠らせる)というのが一般的だったはずである。しかしそれは昔は物が少なかった時代。現代とは違う。現代のそれは多いし大きい。しかしやはり室内がごちゃごちゃするのは、みな嫌いだ。こういう時に屋根裏収納があると便利だ。中々考えて作られている。実は木造あっての屋根裏収納だ。RC造や鉄骨造でも作れない事はないが、しない。なぜか。コストの問題である。RCや鉄骨は木造と違い、簡単に室を作るのは手間が掛かるのである。木造は天井裏の梁に床材を敷けば良いので簡単に出来て、コストもあまりかからない。まさに木造だからこその屋根裏収納である。それにRCの屋根裏って多分暗いし。。怖い。。