HOME > 施工例 > 倉庫から隠居部屋へ模様替える



倉庫から
老夫婦の住まいへ

概要

 西都市のある倉庫にスケルトンリフォームをかけ、隠居部屋に改修しました。
 倉庫はどことなく寂しく、そして使われることの無い『開かずの扉』のような室となる事が多いものですが、今回は老夫婦の隠居部屋として再生させて頂きました。


 鉄骨の柱を覆うように、内外に壁材を貼る。もちろん断熱材を入れて快適な空間を演出する。またどういった部屋を作れば快適な生活ができるかを考える。
 鉄骨の倉庫を改修するので、一般の木造とは違う考えでのぞむ必要があります。こんな工事は、実はデザイン事務所さんよりも工務店の方が得意だったりするものなんです。

お客さまの声。

 『元々あった倉庫がこんなに変わるとは思わなかった。そして使い勝手がとても良い』という言葉をお客様から頂きました。作り手としてこれほどありがたい言葉ありません。

場 所:西都市
設 計:潮建設
左 官:伊藤左官
建 具:梅崎木工所
サッシ:エス・ケイ・
    ジー
屋 根:瓦の上田
内 装:上米良内装
塗 装:社本塗装
電 気:杉尾電気
水 道:清武設備

プランニングと細部

トイレ

寝室からトイレへ入ると言う事
 この家の老夫婦の寝室からトイレへは直接入れるように設計しています。これはトイレまでの距離を近くすることにより、トイレの失敗を少なくするため。その他にも、仮に夜の徘徊などの問題が発生する事もありえます。そんな時は、夜は寝室の外部から鍵を掛けれるし、しかしトイレの心配もございません。常識的な事なんですが、意外と忘れている事なんです。


玄関

玄関はバリアフリーで行こう!
 最近増えてきたバリアフリー。年を重ねると人間誰しも足が弱くなるものです。若い頃は気にさえしない小さな段差も、高齢者にとっては非常に危険。なので今回はバリアフリーの住宅として計画しました。もちろん各室には手すりが多く使われ、転倒の危険性を出来るかぎり少なくしています。


外周り

スロープは必要です
 この隠居部屋の玄関先にはスロープが配置されています。スロープは後で作ると意外とお金がかかったり、そしてデザイン的にも場所的にも大変なものとなりがちです。また現在車いすを使っていなくても、何かの事故で使う場合だって出てきます。高齢者住宅には必須のものなんです。


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SHIO.NSETU。